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急落した日経平均を「上から目線」で眺めてみる | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 上の図2は週足の日経平均のチャートです。図に描かれているトレンドラインは、以前にも紹介した「トリプルボトム崩れ」の安値どうしを結んだものですが、日経平均はこのラインを挟んで、強気と弱気の展開を繰り返してきたことがわかります。今週に入ってからの急落で、このラインを下抜けて弱気入りしたことになりますが、26週移動平均線が下値メドとして機能しているほか、下値も切り上がっていることもあり、相場が崩れている印象はありません。

 株価反発の動きへの期待は十分にあり、目先のポイントは「どこまで戻すか?」になりそうです。ただ、これまでの「適温相場」の見通しが復活するシナリオは描きにくく、強気に傾くには新たな買い材料が必要と思われます。


 直近の下落で下抜けてしまった75日移動平均線や25日移動平均線の水準が目安になりますが、株価水準的には、昨年後半に2万2,000円〜2万3,000円台でもみ合った期間が比較的長いこともあり、2万3,000円が上値のハードルとして意識されそうです。


 反対に、200日移動平均線や52週移動平均線を下抜けてしまうと、下値を探るシナリオが浮上してくるため注意が必要ですが、状況が変わり次第、当連載でチェックしていきます。


6日、日経平均株価終値で1000円を超える急落となった東京株式市場は、6日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が上昇したことから、7日の午前中は全面高の展開となり、一時700円以上値上がりしました。
しかし午後に入って、当面の利益を確保しようと値上がりした銘柄を売る動きが急速に広がって、結局日経平均株価は6日の終値をわずかに上回る水準で一日の取り引きを終えました。


日経平均株価、7日の終値は6日より35円13銭高い2万1645円37銭。
東証株価指数=トピックスは6.50上がって1749.91。
一日の出来高は23億3629万株でした。


市場関係者は「世界的な株安の連鎖はひとまず収まったという見方から午前中は幅広い銘柄に買い注文が広がった。ただ株安のきっかけとなったアメリカの長期金利が再び上昇していることから、投資家の警戒感は根強く、午後にかけて売り注文が広がった」と話しています。