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シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区は、反政府勢力の残り少ない拠点となっていて、5年前からアサド政権による包囲が続き、食料不足による栄養失調などが危機的な状況となっています。


国連とシリアの赤十字組織にあたる赤新月社は14日、この地区に3か月ぶりに援助物資を届けたと発表しました。今回、届けられたのは7200人分の食料や医薬品だということです。しかし、地区全体ではおよそ40万人が暮らしているため、国連はさらに多くの物資を運び込む必要があるとしていますが、戦闘は今も続いていて、今後も支援活動を継続できるかは不透明な情勢です。


シリアの内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、この地区では、攻勢を強めるアサド政権側の空爆や砲撃などでこの3か月間に市民760人が死亡し、2200人以上がけがをしたということです。


和平の仲介にあたる国連のデミストラ特使は14日、安全保障理事会に出席して、「シリアで今、目撃しているのは、政治的解決に向けた努力を台なしにする行為だ」と政権側を非難したうえで、これ以上、人道状況を悪化させないよう双方に戦闘の停止を呼びかけました。

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