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著名投資家で資産家のウォーレン・バフェット氏は、バークシャー・ハサウェイの株主に宛てた24日付の年次書簡で、多くのマネーマネジャーが請求する無駄な運用報酬を批判したほか、債券のリスクに注目し、単純な投資戦略を堅持することの重要性を強調した。


  バフェット氏は「運用成績は変化する」が、「運用報酬は決して揺らぐことがない」と批判。また、ヘッジファンド群が10年間のリターンでS&P500種株価指数に連動するインデックスファンドに勝てると見込む資産運用会社プロテジェ・パートナーズに対抗した賭けについて、昨年末に決着した時点でインデックス・ファンドが楽に勝ったことから学ぶべき教訓について言及した。


  同氏はこの賭けで自身とプロテジェが行った微調整からも教訓を引き出した。賭け開始から5年で金利低下を受け、米国債に賭けた金額をバークシャー株にシフトした。それによりバフェット氏は、賭けの勝者が慈善団体への寄付金として手にする金額を約束の100万ドルの2倍以上に増やした。これはまた、リスクが高めになる可能性があるとしても株式投資を続けるよう投資家に促すバフェット氏の主張を支える結果となった。


  同氏は書簡で「年金基金や大学寄付金、貯蓄志向の個人など長期的な展望を持つ投資家が、ポートフォリオにおける株式に対する債券の比率で投資『リスク』を測定するのは大変な間違いだ」と述べ、「投資ポートフォリオでは高格付け債がリスクを高めることが多い」と指摘した。


  今年のバフェット氏の書簡は17ページで、2016年版(29ページ)など過去分に比べてかなり短かった。書簡全文を読むにはここをクリックしてください。


原題:Buffett Warns Investors That Safe-Looking Bonds Can Be Risky (1)(抜粋)