米ロの対立 シリアに続きイエメンでも 国連安保理 #nhk_news https://t.co/CIeMa1t8sZ
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年2月27日
イエメンでは、サウジアラビアなどが支援する政権側とイランが支援する反体制派との間で内戦が続いていて、安保理はこれまでに反体制派への武器の禁輸などを定めた決議を採択しています。
26日、安保理では、去年11月に反体制派がサウジアラビアの空港に向けて発射した弾道ミサイルは、イラン製だと結論づけた国連の報告書に基づいて、反体制派とイランを決議違反だと非難したうえで、追加制裁が必要だとする新たな決議案が採決にかけられました。
採決では、決議案を提案したイギリスやアメリカなど11か国が賛成し、中国とカザフスタンが棄権しましたが、ロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。
採決のあとアメリカのカリー国連次席大使が「ロシアの拒否権は地域を不安定化させ、悪弊をまき散らすイランを手助けするだけだ」と非難したのに対して、ロシアのネベンジャ国連大使は「反イラン連合を無理やり作ろうとしている」などと反論しました。
安保理では、シリアの停戦決議がロシアの要求で文言が大幅に弱められた末にようやく採択されたのに続いて、イエメンをめぐっても、アメリカとロシアの対立が鮮明になっています。