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イラン外務省のガセミ報道官は9日、イラン東部の都市マシュハドでアメリカ国籍の男性を拘束したと発表しました。

男性の名前はマイケル・ホワイト氏としており、現在、捜査中だということですが、拘束した日時や詳しい容疑については明らかにしていません。

またアメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは、男性の母親の話として、男性はアメリカ海軍の退役軍人で、イラン人の知り合いの女性に会うため現地を訪れたあと、去年7月にイランから出国する予定でしたが、今も帰国していないということです。

これについてアメリ国務省は、「アメリカの市民がイランで拘束されているとの報道は承知しているが、プライバシーに配慮して詳細は控える」とコメントしています。

イランとアメリカは、トランプ政権がイランに対する経済制裁を発動して圧力を強化する中で対立が深まっており、今回の事態が新たな懸念材料となるおそれもあります。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/08/200320(It's said a picture says a thousand words. This picture, however, says more than a thousand words about decades of failed US policies in our region.)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/28/200320(アサド政権は、ロシアやイランの支援を受けて反政府勢力の拠点を次々に攻略し、国土の大半を奪還して圧倒的な優位を固めています。)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/27/200320イスラエルのネタニヤフ首相は、「シリアで影響力を拡大しようとするイランの動きには攻撃的に対処していく」と述べていて、イスラエルの今回の軍事行動にはイランの影響力の拡大を抑えようとするねらいがあるとみられます。)

中東のイエメンでは、3年以上内戦が続いていますが、先月、国連の仲介で、人道物資の輸送拠点となっている港湾都市のホデイダで停戦合意が行われ、停戦監視の先遣隊が派遣されています。
このため国連の安全保障理事会では、グテーレス事務総長の要請に基づいて正式な停戦監視を任務とする使節団の派遣について9日、協議を行いました。

冒頭、政府と反政府勢力の仲介に当たる国連のグリフィス特使がビデオで協議に参加し、「次回の当事者協議を開きたいが、それには具体的な成果が必要だ」と述べ、安保理の支持を求めました。

これに対してイギリスのピアース国連大使は、「停戦合意の順守を支援する国連の新しい使節団を派遣するため決議案に取り組む」と述べ、派遣を承認する決議案を安保理に提出して採択を目指す考えを明らかにしました。

ピアース大使の提案についてほかの国から反対意見は出ず、ホデイダでの停戦を和平協議の弾みにすべきだという意見が大勢を占めたことから、近く決議案が採択される見通しとなり、停戦が確実に実施され和平協議につながるかどうか、イエメンは重要な局面に入っています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/07/200320アメリカ国防総省は6日、今月1日にイエメンで行った空爆でバダウィ被告を殺害したことが確認されたと発表しました。)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/22/200320(「最悪の人道危機」イエメン停戦決議 安保理で採択)

中東を歴訪しているアメリカのポンペイ国務長官は9日、イラクの首都バグダッドを訪問しアブドルマハディ首相やサレハ大統領と相次いで会談しました。

アメリ国務省によりますと、この中でポンペイオ長官は過激派組織IS=イスラミックステートを打ち負かすための協力の継続について話し合い、情勢の安定に向けたイラク政府の取り組みを支援する考えを伝えました。

またイラク首相府によりますと、ポンペイオ長官はイラクの隣国シリアからのアメリカ軍の撤退については、イラク側と調整し、急がず秩序だった形で行う考えを示したということです。

アメリカ軍の撤退をめぐっては治安情勢の悪化につながらないか懸念も出ており、ポンペイオ長官には不安を払しょくしようというねらいがあるとみられます。

またイラクでは、トランプ大統領が先月、訪問した際、駐留するアメリカ軍部隊の視察だけでイラクの首脳とは誰とも会わず、「無礼だ」と批判の声が上がっていただけに、今回の訪問はイラク側に配慮する姿勢を示す思惑もあったとみられます。