要領よく物事を片付けるのも大事である。七帝大の入試はそういう能力をもっぱら問う、官学だから有能な官吏を選ぶ。某省庁の改ざんが取りざたされるが、非常に有能な人材の集まりである。ただし、オリジナルな研究開発能力とか、特化した才能といったものとは無縁、それをごっちゃにした記事はダメです
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年3月21日
伝統的な中高一貫校の大半は、要領のいい受験勉強を教えない。成城学園、成蹊学園、学習院などを想起すればわかりやすいでしょう。麻布や武蔵も実は同様で受験指導はしません。塾に行って間に合わせると合格というメカニズムになっている。
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年3月21日
理科の場合 大学教養というのはすでに決まりきった基礎がありはずせません。解析、線形代数、常/偏微分方程式:物理なら力学・波動・電磁気・熱学といった具合。子供に教えて面白がられる超伝導などの先端的な話題はすべて専門&きちんと扱うには準備が必要
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年3月21日
でも、教えるほうがよく準備さえすれば、今年のノーベル賞受賞業績だって、筋をはずさず、無用に煩瑣な数学的細部などに迷い込まず、中学1年生にだって教えられます。そういう教育を私学はするべきだし、指導要領はそれを排除せず先端につながるものでなければ 日本の学術はダメになります。
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年3月21日
確固たる自分の領域があり、コンスタントに創造的でありながら、きちんと頭を切り替える創造のコツもわきまえており、世界の知的な潮流にも普通に好奇心がある・・・そういう知の筋のいい指導者を大学は教員として迎えるべきだと思います。業績主義は結構ですが、教えるのに向かない人もいる。
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年3月21日