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首都ダマスカス近郊にある反政府勢力の拠点東グータ地区に対し、アサド政権はことし2月から攻勢を強めこれまでに地区の9割以上を制圧しました。


そして地区に残る反政府勢力の最後のグループ「イスラム軍」とアサド政権を支援するロシアが交渉を行い、シリアの国営メディアは2日、イスラム軍の戦闘員と家族が合意に基づいて撤退を始めたと伝えました。


戦闘員らはバスに乗り、トルコと反政府勢力が支配するシリア北部に向かうということです。


イスラム軍はこれまでのところ、合意を認めていませんがアサド政権による東グータ地区の完全な制圧は近いという見方が広がっています。


人権団体によりますと東グータ地区では、この1か月半の間に1600人を超える市民が犠牲になりました。


国連の安全保障理事会はことし2月に停戦を求める決議を採択しましたが、アサド政権やロシアはテロとの戦いを理由に攻撃を続け国際社会の無力な姿も露呈しました。

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