https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区では、アサド政権が反政府勢力への攻勢を強めており、反政府勢力を3つの異なるグループの拠点ごとに分断して包囲網を狭めています。


これまでに反政府勢力のグループの1つが、アサド政権の呼びかけに応じて撤退を始めましたが、23日、南部を拠点とする別のグループ、「ラフマン軍団」もアサド政権の後ろ盾のロシアとの交渉の結果、撤退に応じることを決めました。


「ラフマン軍団」の声明によりますと、病院で手当てが必要な人を優先的に避難させたうえで、戦闘員とその家族がシリア北部のイドリブ県に向かい、東グータ地区の南部はロシア軍が治安の維持に当たるということです。


撤退が実現すれば、東グータ地区に残る反政府勢力は3つのグループのうち、最大の「イスラム軍」のみとなり、アサド政権は今後、このグループが拠点としている北部に兵力を集中させて包囲を続けながら、完全な撤退を迫っていくものと見られます。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180323#1521801397