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ベルギーの首都、ブリュッセルのEU本部で24日、始まった会議には、日本を含む80余りの国や組織の代表が参加しています。


会議の冒頭でUNHCR国連難民高等弁務官事務所の代表は内戦によってシリアの国内外で1100万人以上が避難を強いられていると指摘し、「21世紀初頭で最大の政治的な失敗の1つだ」と述べ各国に支援を呼びかけました。


一方、深刻さを増している内戦の現状について、和平の仲介にあたる国連のデミストラ特使は「支配地域の奪い合いや軍事力の応酬は、なにももたらしていない」と述べ危機感をあらわにしました。


また、EUのモゲリーニ上級代表は政治的な解決が必要だとしたうえで、「当事者とその支援者に最大限の圧力をかけなければならない」と述べ、アサド政権や、その後ろ盾となっているロシアとイランを念頭に厳しい対応が必要だとの考えを示しました。


会議は25日も行われ、避難民への支援策などについて協議することになっています。