シリア クルド人勢力 東部の村奪還 政権側との緊張高まり懸念 #nhk_news https://t.co/cmGG8itJXi
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年4月30日
シリアのクルド人勢力は、29日に声明を出し、支配下にある東部デリゾール県の4つの村がアサド政権の軍にいったん奪われたものの、すぐに撃退したと発表しました。
内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、今回の衝突で、クルド人勢力の戦闘員6人と、アサド政権側の兵士9人の合わせて15人が死亡したほか、多数のけが人も出ているということです。
この付近一帯は、もともと過激派組織IS=イスラミックステートの支配下に置かれていましたが、クルド人勢力が去年、アメリカ主導の有志連合による支援を受けて制圧しました。
アサド政権とクルド人勢力は、シリアの別の地域では協力関係にありますが、油田地帯が広がるこのデリゾール県をめぐってはこれまでにも衝突しています。
シリアでは、ISという共通の敵が壊滅寸前になる中、ISが支配していた土地をめぐって、アサド政権とクルド人勢力の間で緊張が今後高まることが懸念されています。