スペイン バスク過激派組織が解散 武装闘争に終止符 #nhk_news https://t.co/JbnQv2NTdd
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年5月4日
解散を宣言したのは、過激派組織「ETA=バスク祖国と自由」です。
1959年に設立されたETAは、バスク地方の分離独立を求めて半世紀にわたりスペイン政府の閣僚の暗殺や空港の爆破などの破壊行為を繰り返し、これまでに850人以上を殺害したとされています。
しかし、組織の弱体化などから7年前に武装闘争を放棄すると宣言し、去年、フランスの警察当局に保有する武器を引き渡しました。
ETAは解散の理由について、「新しい歴史の局面に移るべき時がきた。われわれの歩み終わった」としています。
スペインとの国境近くのフランス南西部の町では4日、ETAとの対話にあたってきた関係者などが集まり、ETAがすべての活動を停止し完全に解散したことを歓迎しました。
一方、スペインのラホイ首相は「敗北を認めるまでに時間がかかりすぎた」と批判したうえで、これまでの罪を見逃すことはないとして、今後もETAの刑事責任を追及していく考えを示しました。