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トランプ大統領は7日、ツイッターに「イラン核合意についての決定をあす発表する」と書き込み、現地時間の8日午後、日本時間の9日午前に判断を発表すると明らかにしました。


イラン核合意は、イランの核開発を大幅に制限する代わりに関係国が制裁を解除するとしたもので、オバマ前政権のもとで3年前に結ばれ「外交努力による大きな成果」と国際社会で受け止められました。


しかし、去年就任したトランプ大統領は核合意について「欠陥がある」として繰り返し非難し、ことし1月には、合意の欠陥が修正できなければ核合意から離脱すると警告しました。
アメリカが制裁を再開することになればイランが強く反発するのは確実で、核合意の枠組みが崩壊につながるおそれもあります。


イラン核合意をめぐっては、先月フランスのマクロン大統領が合意内容を強化することをトランプ大統領に提案するなど、ヨーロッパの関係国が維持するよう働きかけていてトランプ大統領の判断が注目されます。


アメリカのトランプ大統領がイラン核合意について判断を日本時間の9日未明に発表すると明らかにしたことについて、イランのロウハニ大統領は8日、首都テヘランで記者団に対し、経済制裁があろうとなかろうと自立した経済をつくっていくことが重要だ」と述べ、トランプ大統領の判断にかかわらず、経済の立て直しに力を尽くしていく考えを示しました。


イランでは通貨リアルが過去最低の水準にまで下落するなど、トランプ大統領の判断に対し、経済への影響に懸念が高まっています。