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シリアの内戦では、アサド政権がロシアなどの支援を受けて反政府勢力の支配地域を次々に奪還していて、残りは北部のイドリブ県と南西部のダラア県など数少なくなっています。


このうちダラア県では先月19日から、アサド政権の軍が攻勢を強め、現地からの映像では市街地に空爆や砲撃の音が鳴り響き、大量の煙がたちのぼっているのが確認できます。


内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、ダラア県ではこの10日余りで子ども24人を含む市民126人が戦闘に巻き込まれて死亡したということです。


ダラア県をめぐっては、去年、アメリカとロシアが停戦することで合意しましたが、事実上、守られておらず、UNHCR国連難民高等弁務官事務所は、およそ16万人が戦火を逃れて国境付近に避難しているとしています。


ダラア県は7年前、内戦が始まるきっかけとなった反政府デモが行われた場所で、その奪還はアサド政権にとって勝利に近づいていることを印象づけることになります。

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