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内戦が続くシリアでは、先月19日からアサド政権が反政府勢力が支配してきた南西部のダラア県に対して攻勢を強めています。


国連は2日、NHKの取材に対し、この地域から逃れた避難民はおよそ27万人と急増し、このうちの半数は18歳以下の子どもとみられると明らかにしました。


避難民の多くはヨルダンとの国境に近い地域に集まっていますが、ヨルダン側はシリアとの間の国境を閉鎖していて、十分な食糧や医薬品がない中、国境地帯にとどまることを余儀なくされています。


ヨルダンは軍を動員して避難民のもとに支援物資を運んだとしていますが、現地にいる避難民の1人はNHKの取材に対し、食糧もテントも不足していて、強い日ざしを木の陰でしのぐなど過酷な環境にいると訴えています。


一方、国連はシリア国内の治安を確認するため支援物資を運び込むまで数日かかるとしていて、今後、人道状況がさらに悪化することが懸念されます。


ヨルダンのサファディ外相は、数日以内にアサド政権を支援するロシアのラブロフ外相と会談する見通しで、アサド政権と反政府勢力の停戦や避難民の安全の確保が実現するか注目されます。

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