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【書評】『新生の気学 団藤重光「主体性理論」の探求』大橋健二著 - 産経ニュース

 蕃山は「天地の間に己(おのれ)一人(ひとり)生(いき)てありと思ふべし」と個の主体性を喚起し、死刑にも極力反対したことが知られる。


 誰もが尊厳ある人間として日々生き直す権利を持ち新たな生を開く個の新生、個が他者と連帯してよりよき世界を創(つく)る共生、この2つをめざす「新生の気学」が団藤重光の主体性と間主体性の理論である。それは現代日本が直面する「フクシマ」の文明的アポリア(行き詰まり)を射ぬくものだ、と著者は言う。ここには日本陽明学が脈打っている。

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