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インドネシア政府は首都ジャカルタと第2の都市スラバヤを結ぶおよそ750キロの区間の鉄道について、電化などによって現在の所要時間を半分以下に短縮する高速化計画を進めています。日本は事業化に向けた調査に協力していて、将来的には車両の納入を請け負うなど大型のインフラ輸出に結びつけたい考えです。


これについてジョコ大統領は14日、NHKとのインタビューで「日本とは事業化に向けた調査で協力している。これが終わればすぐにでも工事に着手したい」と述べて、日本との協力を今後も続けて早期の実現を目指したいという考えを示しました。


日本はインドネシアの別の区間高速鉄道計画で当初は受注を有力視されながら土壇場で破格の条件を提示した中国との競争に敗れた苦い経験があります。今回の鉄道高速化計画について日本とインドネシアは現在、事業費などをめぐる調整を続けています。


ジョコ大統領はまた、先月、河野外務大臣南シナ海の南端に浮かぶナトゥナ諸島を含めたインドネシアの離島開発への支援を表明したことについて「離島に住む人たちの生活が豊かになれば国境沿いにすばらしいとりでができることにつながる」と述べて、日本からの支援を歓迎しました。


南シナ海ではインドネシアと中国の間で管轄権をめぐる対立があり、ジョコ大統領の発言は日本と連携して海の管轄権を守っていく姿勢を明確にしたものとなります。


インドネシアのジョコ大統領は14日、アジア大会の会場の1つとなるパレンバンの競技場でインタビューに応じました。


このなかでジョコ大統領は「韓国と北朝鮮の指導者にアジア大会の期間中にインドネシアを訪問するよう招待状を送った」と述べて、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領とともに北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を公式に招待したことを明らかにしました。


招待に対する返答はまだ来ていないとしながらも「2人の指導者がアジア大会を訪れることでスポーツを通した平和や友好の雰囲気が高まることになる」と述べて、2人の訪問がもたらす意義を強調しました。


韓国と北朝鮮アジア大会で開会式と閉会式で一緒に入場行進をするほか3つの競技で合同チームを作ることになっています。


インドネシア北朝鮮と伝統的な友好関係にあり、2004年には拉致被害者曽我ひとみさんと夫のジェンキンスさんら家族の再会の場にもなりました。


北朝鮮の非核化に向けては米朝首脳会談が実現するなど対話が活発化していることからジョコ大統領としても積極的に関与していく姿勢を示す狙いがあるとみられます。