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稲田検事総長奈良県出身の61歳。法務省の刑事局長や事務次官などを歴任し、東京高等検察庁検事長を経て25日、検事総長に就任しました。


会見で稲田検事総長は「社会を震撼させる殺人事件が相次いで発生し、特殊詐欺の検挙件数も増加するなど犯罪情勢は依然として予断を許さない状況が続いている。安全・安心な社会の実現を期待する国民の負託に応えられるよう、精いっぱい努力していきたい」と抱負を述べました。


そのうえで、「国境を越えるインターネットを利用した金融取引など、この十数年で社会は大きく変化し、従来なかったような犯罪が増えている。捜査手法についてさらに研究を進めていきたい」と述べました。


また、勇退した西川克行 前総長も記者会見し「捜査や公判の手法は時代や社会の変化に合わせて柔軟に変えていく必要がある。より一層、国民の期待と信頼に応えられる検察を実現してほしい」と述べました。