https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


ポンペイ国務長官は25日、非核化に向けた北朝鮮との協議の状況について、議会上院の外交委員会で証言しました。


この中で、ポンペイオ長官は北朝鮮がミサイル試験場で施設の一部を解体する動きを見せているという研究グループの分析について、「解体を始めたのはよいことで、前向きな動きだ」と述べ、一定の進展だと評価しました。


一方で、ポンペイオ長官は北朝鮮核兵器の材料の製造を継続しているのかと問われたのに対し、「そのとおりだ。北朝鮮は今も核分裂性物質の生産を続けている」と述べ、現在も核物質の生産を続けているという認識を明らかにしました。


議員からは、北朝鮮が非核化に取り組むのか懐疑的な意見が相次ぎましたが、ポンペイオ長官は「北朝鮮は首脳会談で合意した非核化の意味を理解している」と述べて、トランプ政権の今の任期中に北朝鮮の完全な非核化を実現させたいという考えを改めて強調しました。


中国政府で朝鮮半島問題を担当する特別代表を務めている孔鉉佑外務次官は、25日北朝鮮ピョンヤンを訪れました。


滞在期間や具体的な予定は、明らかにされていませんが、27日朝鮮戦争の休戦協定が結ばれてから65年の節目を迎えることから非核化とともに北朝鮮アメリカに求めている朝鮮戦争終戦宣言についても意見を交わすものと見られます。


朝鮮戦争終戦宣言をめぐっては、北朝鮮が体制の保証につながることからアメリカに協議に応じるよう求めていますが、アメリカは、非核化に向けた具体的な措置を先行して取るよう求めていて、米朝の立場の隔たりが浮き彫りになっています。


中国外務省の耿爽報道官は、こうした動きについて25日の記者会見で、「中国は、朝鮮半島問題の重要な関係国であり、朝鮮戦争の休戦協定の当事国として必要な役割を果たしていく」と述べ、積極的に関与する姿勢を示しています。