ASEAN地域フォーラム声明「不可逆的な非核化」文言消える #nhk_news https://t.co/bdB5Q8NAKe
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年8月6日
ARFは、ASEAN=東南アジア諸国連合をはじめ日本やアメリカ、中国、それに北朝鮮の外相らが参加してアジア太平洋地域の安全保障などを話し合う会議で、今月4日にシンガポールで開かれました。
議長国のシンガポールによる声明が6日、発表され、北朝鮮の非核化について、ことし開かれた南北首脳会談や米朝首脳会談を「歓迎する」としています。
そして、朝鮮半島の完全な非核化を目指すことを確認した米朝首脳会談での共同声明などを「完全で迅速に履行」するよう、関係国に促しています。
一方、当初の議長声明案に盛り込まれていた、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」という文言は、最終的には記されませんでした。
これは、北朝鮮がそうした文言に反発し、非核化を進めるには朝鮮戦争の終戦宣言や経済制裁緩和に向けた進展が必要だと主張していることに配慮したものとみられます。
また、拉致問題に関しては、当初案にあった「拉致問題の即時解決」との文言は消え、「一部の国から人道上の懸念を含む未解決の課題について対話の用意があると表明された」という内容にとどまりました。