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日本体操協会によりますと、ことし、東京・北区のナショナルトレーニングセンターで練習していた18歳の女子選手に対して、指導していた速見佑斗コーチ(34)が顔をたたいたり、髪の毛をひっぱったりするなどの暴力をふるったということです。女子選手はリオデジャネイロオリンピックの日本代表で、暴力によるけがはなかったということです。


体操協会が調べたところ、速見コーチは暴力をふるったことを認め、女子選手に対する暴力行為はふだんの練習などから複数回にわたって行われていたということです。


体操協会は協会が定める倫理規程に違反したとして、15日付けで永久追放に次いで2番目に重い無期限の登録抹消とナショナルトレーニングセンターでの活動禁止の処分としました。


また、体操協会は女子選手に対して、新たなコーチの確保や練習場の提供などのサポートを行うことにしました。


日本体操協会は「暴力行為があったことは誠に遺憾で、選手や関係者にご迷惑をおかけし申し訳ない。こうしたことが二度とないよう、倫理規程や行動規範の徹底などに努めていきたい」としています。