イタリア内相 ハンガリーと連携 反移民勢力の結集目指す #nhk_news https://t.co/1DJZbXkJmJ
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年8月28日
ことし6月に発足したイタリアの新政権のサルビーニ内相は、自国の沿岸警備隊が救助したアフリカからヨーロッパを目指す人々の受け入れを拒否するなど、反移民の姿勢を強く打ち出しています。
こうした中、サルビーニ内相は28日、北部のミラノにハンガリーのオルバン首相を招き、会談しました。
オルバン首相は、多くの難民や移民がヨーロッパに押し寄せた3年前に自国の国境にフェンスを設けて流入を防ぐなど、EUで反移民の急先ぽうとして知られています。
会談後、オルバン首相とともに記者会見したサルビーニ内相は「きょうはヨーロッパを変革させる旅の始まりだ」と述べ、今後も協議を重ねてEUレベルでの厳しい移民対策の実現に向けて協力していくことを明らかにしました。
また、来年5月に行われるEUの議会にあたるヨーロッパ議会選挙に向けて連携を模索していく考えも示しました。
サルビーニ内相は、みずからの政策に対して国内外から批判が高まる中、オルバン首相と協力を深めることで、EU内で反移民勢力の結集を目指す狙いがあるとみられます。