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フランスのユロ環境相は28日、地元のラジオ局に出演し、マクロン政権が地球温暖化対策をはじめ環境問題に十分に取り組んでいないと批判し、政権内で孤立していたことを明らかにしました。


そして「私がいることでマクロン政権が環境問題に取り組んでいると思われたくない。政権を離れることを決めた」と述べ、突然、辞意を表明しました。


また、辞意について事前にマクロン大統領に伝えていなかったことも明らかにしました。


ユロ環境相は、閣僚を務めるまではフランスの民放のテレビ局で環境番組の司会などを務め、ジャーナリストや環境活動家としても知られていて、最も人気のある閣僚の1人でした。


マクロン政権は地球温暖化対策を主要政策に掲げ、この問題で国際社会を主導していく姿勢を示してきただけに、ユロ環境相の辞任は大きな打撃となりそうです。

フランスのマクロン大統領は、国民に人気のユロ環境相が突然、辞意を表明したことについて、訪問先のデンマークで「決断を尊重する」と述べ、引き止めない考えを示しました。


そのうえで、ユロ環境相が、マクロン政権は環境問題に十分に取り組んでいないと批判したことについて「われわれはこの15か月でこれまでのどの政府よりも多くのことを成し遂げた」と反論しました。


一方で、マクロン大統領は「彼は自由な人間だ。だからこそ環境相に選んだ」とも述べ、事前の通告もなしに突然、辞意を表明したユロ環境相を批判することは避けました。