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この発言は、トランプ大統領が27日にキリスト教保守派の福音派の指導者たちを招いて、ホワイトハウスで開いた夕食会で述べたものとして29日、アメリカの複数のメディアが伝えました。


この中でトランプ大統領は「秋の中間選挙で野党・民主党が勝てば、彼らはわれわれが成し遂げてきたものすべてを迅速かつ暴力的に覆すだろう。中には暴力的な集団もいる」などと述べたということです。


そして「あなたがたの信者が確実に投票に行くようお願いする。信者が投票しなければ、われわれは惨めな2年間を過ごすことになる」と強い調子で協力を求めたということです。


アメリカ最大の宗教勢力とも呼ばれるキリスト教福音派トランプ大統領の重要な支持基盤で、中間選挙でもその動向が鍵を握ると見られています。


トランプ大統領としては、ロシア疑惑などをめぐって厳しい批判にさらされる中、支持基盤を固める狙いがあったと見られますが、「暴力」という言葉で危機感を高めた発言に対しては、社会の分断をあおる不適切なものだとして批判の声も出ています。


トランプ大統領は29日、ツイッターに「ホワイトハウスのマクガーン法律顧問が秋に職を離れる」と書き込み、ことし秋に退任すると明らかにしました。


マクガーン氏はトランプ大統領と捜査当局や議会との間の調整役を務めています。トランプ大統領ホワイトハウスで記者団に「彼は長年私とともに働き、すばらしい仕事をしてくれた」と述べて仕事ぶりをたたえましたが、退任の理由については明らかにしませんでした。


アメリカのメディアによりますと、マクガーン氏は去年ロシア疑惑の捜査を主導するモラー特別検察官を解任する考えをトランプ大統領から伝えられた際、これに反対したということです。


今月にはモラー特別検察官の捜査チームによる長時間の聴取にも応じたと伝えられるなど、ロシア疑惑の捜査に協力的な姿勢を示していたとされています。


マクガーン氏がホワイトハウスを去ることで、トランプ大統領がモラー特別検察官側に対する対決姿勢を強めるのではないかという見方も出ていて、今後の捜査にどのような影響を与えるのか関心を集めています。