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防衛省によりますと、ロシア軍のTU142哨戒機2機が1日午前、北海道沖から日本海を南下しました。


2機はそのまま南下を続け、沖縄本島宮古島の間の上空を通過し太平洋側に出ました。その後、日本列島を1周するように北上を続け、午後、ロシア方面に戻りました。


この間、自衛隊機がスクランブル=緊急発進しましたが、領空侵犯は無かったということです。ロシアの軍用機が日本列島を1周する形で飛行するのは去年1月以来で、防衛省が飛行の目的について分析しています。


ロシア政府は、1945年に日本が降伏文書に署名した9月2日を「第2次世界大戦終結の日」と定めていて、これに合わせて2日、ロシア極東の各地で日本に勝利したことを祝う記念の式典が開かれました。


このうち、北方領土を事実上管轄するサハリン州の州都 ユジノサハリンスクの広場で開かれた式典では、コジェミャコ知事が「サハリン南部とクリル諸島を解放した日を心から祝う」と述べ、北方領土を含む島々が第2次世界大戦の結果、ロシアの領土になったとするロシア側の立場を改めて強調しました。


ロシア軍は今月、北方領土など極東地域で行う大規模な軍事演習の準備を進めていて、ことしの式典のパレードには戦車や装甲車は参加しませんでした。


記念の式典は、北方領土択捉島国後島でも開かれたほか、今月の軍事演習では国後島も演習場の1つになる予定で、ロシアは北方領土を自国の領土とする姿勢を鮮明にしています。