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中国国営の新華社通信によりますと、中国で外交を統括する楊潔※チ政治局委員は、8日北京で韓国大統領府のチョン・ウィヨン(鄭義溶)国家安保室長と会談しました。


チョン室長は、今月5日、特使団の一員として北朝鮮を訪問しキム委員長と会談していて、8日はその会談の内容を中国側に説明したということです。


そのうえで新華社通信は、双方が「朝鮮半島問題の政治的解決のプロセスを進めることに関して話し合った」と伝えていて、非核化の進め方などについて意見を交わしたとみられます。


一方、中国は、共産党の序列3位で全人代全国人民代表大会の栗戦書委員長が習近平国家主席の特別代表として8日から北朝鮮を訪れています。


栗委員長は、9日行われる北朝鮮の建国70年の式典に出席して伝統的な友好関係を確認し、キム委員長とも会談して非核化をめぐって意見を交わすものとみられます。


※「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり。


 これは北朝鮮の建国70周年の祝賀行事に参加するため、北朝鮮を訪問しているロシア・ナンバー3、マトビエンコ上院議長金正恩党委員長と8日に会談したあと明らかにしたものです。


 マトビエンコ議長によりますと、金党委員長は、「プーチン大統領と会談することは非常に重要」で、「ロシアを訪問する用意がある」と語ったということです。ただ、プーチン大統領から招待を受け安倍総理らが参加する、極東ウラジオストクで11日から開催される東方経済フォーラムには「スケジュールの都合上、出席することができず」、「外交チャンネルを通じて速やかに訪問の日時と場所を決めていきたい」と述べたということです。


北朝鮮は9日午前、建国70年に合わせてピョンヤン中心部で軍事パレードを行い、戦闘機が赤い煙を出して上空に「70」という数字を描いたり、戦車や迷彩服姿の兵士らが行進したりしました。


一方、9日の軍事パレードでは、北朝鮮が核弾頭を搭載してアメリカ本土まで届くと主張しているICBM級のミサイルは登場せず、非核化をめぐる米朝協議が難航する中、アメリカを刺激するのを避けたものと見られます。


また、国営の朝鮮中央テレビは軍事パレードの様子を中継せず、やはりアメリカを刺激しないよう軍事パレードの伝え方も控えめにした可能性があります。


キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長は、中国の習近平国家主席の特別代表として訪朝している全人代全国人民代表大会の栗戦書委員長と並んで軍事パレードを参観しました。


キム委員長は栗委員長の手を取って高く掲げ、中朝両国の緊密な関係を内外に誇示しました。ただ、キム委員長が演説をすることはなく、代わりにキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長が演説をするにとどまりました。