https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com


トランプ大統領は先週、北朝鮮のキム委員長から、みずからに宛てた書簡が近く届く予定だと明らかにし、「前向きな書簡だろう」と述べていました。


ホワイトハウスのサンダース報道官は10日の記者会見で、トランプ大統領がこの書簡を受け取ったとし、「非常に友好的で、前向きな書簡だった」と述べました。


そして「書簡の重要な目的はトランプ大統領に次の会談を求めることだった」と明らかにし、「われわれとしても開催を望んでいるし、それに向けて調整を進めている」などと述べて、開催に前向きな考えを示しました。


会談の時期や場所は決まっていないとしています。


トランプ大統領としては、非核化に向けた交渉が難航する中、進展につなげるとともに、2か月後に控えた中間選挙をにらみ、キム委員長と良好な関係を築いているとアピールする狙いもあるとみられます。


IAEAは10日、ウィーンにある本部でことし3回目の定例の理事会を開き、日本やアメリカなどの理事国、35か国が参加しました。


天野事務局長は病気の療養のため理事会を欠席しましたが、書面で声明を発表し、北朝鮮の核開発について、ことし4月の南北首脳会談の前後もニョンビョン(寧辺)にある核施設の一部を稼働させていた兆候があるなどとして深刻な懸念を表明しました。


そのうえで、アメリカなどの求めに応じていつでも査察を再開できるよう、北朝鮮を専門に担当するチームを中心に準備を進めていると強調しました。


またアメリカが離脱したイラン核合意については「イランは引き続き合意を履行している」と指摘したうえで、今後もIAEAの査察に協力することが不可欠だと呼びかけました。


理事会は14日まで行われ、IAEAがまとめた北朝鮮の核開発やイラン核合意に関する最新の情報をもとに、各国が意見を交わすことになります。


北朝鮮の建国70年に合わせて訪朝しているロシア議会上院のマトビエンコ議長は、今月8日、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と会談しました。


これについてマトビエンコ議長は10日、記者団に対し、「キム委員長は、北朝鮮に対する制裁緩和に向けたロシアの努力に大いに期待していた」と述べて、キム委員長が、非核化の取り組みに応じて国際社会からの制裁が緩和されるよう、ロシアの役割に期待を示したことを明らかにしました。


そのうえで、「この問題に対しては、米朝だけでなく、多面的な協議が必要だ」と述べて、ロシアとして引き続き、中国などと連携していく姿勢を示しました。プーチン政権は、11日から極東のウラジオストクで開く「東方経済フォーラム」北朝鮮の経済閣僚も招待し、両国の経済協力について話し合う見通しです。


ロシアとしては、政治と経済の両面で朝鮮半島情勢に関わっていく方針で、非核化をめぐる米朝の協議が難航する中、問題解決に向けて存在感をアピールしたい狙いがあるとみられます。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180804#1533379796(中朝外相が会談 米朝交渉を念頭に連携強調)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180803#1533293468(もともと中国は、北朝鮮に対する制裁の緩和も検討すべきだという立場で、王外相は2日、北朝鮮アメリカに求めている終戦宣言に関しても「各国が再び戦火を交えたくないのなら、終戦宣言を発表できる」と述べ、前向きな姿勢を示しています。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180719#1531997097(六者会合のホスト役は、中国にやってもらうことになりました。大きな外交交渉の舞台で中国がホスト役をしたのは、これが初めてです。中国の王毅(ワンイー)首席代表からは、しょっちゅう電話で「アメリカとの関係をどうしたらいいんだ」と相談されたものです。)


これについて、韓国のムン・ジェイン大統領は、11日午前の閣議で、「北が保有中の核の廃棄に向けては、もう一度、米朝首脳の大きな構想と大胆な決断が必要だ。米朝間の真剣な対話が早く再開することを願う」と述べ、会談の実現に期待を示しました。


また、ムン大統領は、18日からピョンヤンで開かれる南北首脳会談について、「朝鮮半島の完全な非核化は米朝間の交渉で解決されなければならないが、対話が円滑になるまでは、韓国が間に入らざるをえない。米朝間のこう着を解かなければならない」と述べ、難航している米朝交渉の現状の打開につなげたいという意欲を示しました。