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中国の習近平国家主席は、ロシア極東のウラジオストクで始まった「東方経済フォーラム」に初めて出席するため11日午後、ロシア入りし、プーチン大統領と会談しました。


会談のあと両首脳は共同で記者発表を行い、プーチン大統領は両国のことしの貿易額が過去最高になるという見通しを示したうえで、エネルギーや農業など幅広い分野で中国と経済協力を加速させる方針を示しました。


また、今月18日から北朝鮮で行われる南北首脳会談への期待を示したうえで「朝鮮半島の問題を解決するためともに外交努力を続ける」と述べました。


これに対して習主席は「中国とロシアが手を取りあい、世界の平和と安定を守ることは重要な意義がある」と述べ、国際的な課題に一致して対応する姿勢を強調しました。


さらに習主席は「ともに単独主義と貿易の保護主義に反対する」と述べるなど、両首脳は貿易摩擦の問題などで対立するアメリカのトランプ政権を念頭に結束をアピールしました。

この中でプーチン大統領は、アメリカのトランプ政権が進める保護主義的な政策を念頭に「こんにちのグローバル経済は、新しい形の保護主義や一層露骨な障壁に直面している」と述べました。


そのうえで「こうした状況はグローバル経済、特にダイナミックに発展するアジア太平洋地域の経済にとっては深刻な挑戦だ」と述べ、保護主義に反対する姿勢を強調しました。


さらに、プーチン大統領は「アジア太平洋地域では、自由経済の精神が守られるべきだ。経済が拡大し、制裁や政治的な偏見のない地域であるべきだ」と述べました。


また、プーチン大統領朝鮮半島情勢について「ロシアと韓国、それに北朝鮮の3か国で、エネルギーやほかの分野のインフラを建設する計画を再開したい。こうした計画を進めるためにも、まずは朝鮮半島情勢の正常化が必要だ」と述べました。