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G20サミットに出席するため、アルゼンチンを訪問しているトランプ大統領は30日午後(日本時間1日未明)、安倍総理大臣との会談の冒頭、記者からロシアのプーチン大統領との会談を取りやめるとした理由を問われると、「ウクライナの艦船と兵士に対して起きた問題が唯一の理由だ」と述べ、ロシアがウクライナ海軍の艦船を拿捕したことを批判しました。

そして、「ロシアが早期に事態を解決することを期待している」と述べて、ロシアがこの問題を解決しないかぎり、首脳会談を行うつもりがないことを強調しました。

一方、ロシア大統領府補佐官は「プーチン大統領は、トランプ大統領とG20サミットの会場であいさつは交わしたものの、対話はしなかった」としています。

また、トランプ大統領は、1日に予定されている中国の習近平国家主席との首脳会談については「合意に向けた努力をしており、いい兆しが見えてきている」と述べ、貿易摩擦の緩和に向けて中国側が譲歩することに期待を示しました。

ロシアのプーチン大統領は、G20サミットに合わせて開かれた中国やインドなどが参加するBRICS=新興5か国の首脳会議で演説し、「違法で一方的な制裁と保護主義的な措置をとる悪質なやり方が広がっている」と述べました。

そのうえで、「国際社会で経済協力を進めようという雰囲気に悪影響を及ぼし、経済に携わる人たちの相互の信頼を失わせている」と述べ、クリミア併合やいわゆるロシア疑惑などでロシアへの制裁を重ねるアメリカを批判しました。

プーチン大統領としては、トランプ大統領が首脳会談の中止を表明する中、中国やインドとの連携を重視する姿勢を示したものとみられます。

ロシアがウクライナ海軍の艦船を拿捕(だほ)した問題をきっかけに、米ロ関係がますます悪化する事態は避けられない見通しです。

ロシアのプーチン大統領は、サウジアラビア人のジャーナリストが殺害された事件をめぐって、疑いの目が向けられているムハンマド皇太子とG20サミットの会場で隣り合った際、満面の笑みを見せながら肩の高さまで手をあげて、がっちりと握手を交わしました。

そして2人は、その後も談笑を続け、親密ぶりをアピールしていました。

一連のシーンは、ジャーナリストの殺害事件をめぐってロシアがサウジアラビアへの批判を避けるなど、両国の関係のよさを象徴したものだとして欧米のメディアが大きく報じています。

一方、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は首脳会談の中止を表明したアメリカのトランプ大統領とは、G20の会場ではあいさつを交わしただけで対話はなかったということです。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/30/200250トランプ大統領 プーチン大統領との会談中止の考え)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/29/200240(米のサウジ皇太子擁護に議会が反発を強める)