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7日夜、台湾入りしたのは、アメリカ議会下院の民主党のステファニー・マーフィー議員ら合わせて8人の超党派の議員団です。

外交部によりますと、一行は9日までの滞在中、蔡英文総統らと会い、米台関係のほか、地域の安全保障や、経済・貿易などの分野で意見を交換するということです。

アメリカの議員団の台湾訪問は、先月のペロシ下院議長を含め、この1か月余りで4組目です。

一方、フランスからもシリル・ペルバ上院議員ら5人の議員団が7日から台湾を訪れていて、総統府によりますと、8日、頼清徳副総統と会談します。

中国はペロシ議長の台湾訪問をきっかけとして、弾道ミサイルの発射を含む大規模な軍事演習を台湾周辺で行いましたが、こうした中国の反発をよそに欧米の議員団の台湾訪問が続いています。

蔡英文政権は「台湾の安全は各国の利益にも関わる」として国際社会に台湾への関心を高めて交流を強化するよう呼びかけていて、相次ぐ議員団の訪問を歓迎しています。

ロシアのプーチン大統領は7日、極東のウラジオストクで開かれた国際経済会議で演説したあと、現地を訪問した中国共産党の序列3位で全人代全国人民代表大会の栗戦書委員長と会談しました。

ロシア大統領府によりますとこの中でプーチン大統領は「あなたの訪問は両国関係が持つ特別な性格を改めて強調するものだ」と歓迎したということです。

そして、「習主席に近くお目にかかることを期待している」と述べたということで、今月15日と16日に中央アジアウズベキスタンで開かれる上海協力機構の首脳会議にあわせて中国とロシアの首脳会談が対面で行われる見通しであることを明らかにしました。

中国とロシアの首脳会談は、ことし2月24日にロシアがウクライナへの侵攻を開始したあとも電話では行われてきましたが、対面による首脳会談が行われるのは、ことし2月4日以来となります。

また、モンゴルの首相との会談では、プーチン大統領は、モンゴルのフレルスフ大統領と習主席との3者会談が行われる予定であることも明らかにしました。

プーチン政権は、7日まで極東地域などで行われた合同軍事演習でも中国との連携を強調していて、ウクライナ侵攻を受けて欧米などから厳しい制裁を科される中、中国への接近を加速させていくものとみられます。

#反ロシア#対中露戦

マーフィー議員はアメリカ議会下院の超党派の議員団を率いて7日夜、台湾入りし、8日、総統府で蔡総統と会談しました。

はじめに蔡総統が「台湾はアメリカとより緊密な経済貿易関係をつくる努力を続ける」と述べ、アメリカと高いレベルの貿易協定を結ぶことに期待を示しました。

これに対し、マーフィー議員は「議会が今できる最も重要なことの1つが台湾との経済関係を深めることだ。とりわけ、アメリカと台湾の間で質の高いFTA自由貿易協定の締結を推進することだ」と述べました。

アメリカは、トランプ前政権がTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉から離脱し、バイデン政権も国内の労働者への配慮などから協定への復帰に否定的です。

これに代わる枠組みとして、バイデン政権はIPEF=インド太平洋経済枠組みを立ち上げる方針を示しましたが、FTAのような関税の撤廃や引き下げの交渉はしない考えで、台湾と個別につくる予定の枠組みでも同様です。

マーフィー議員の発言は、アメリカ議会が超党派で台湾を支持していることを強調したものとみられますが、FTAのような協定は台湾側の長年の求めにもかかわらず、アメリカ側はこれまで応じていません。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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