https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

先月、中国の無人の月面探査機「嫦娥4号」が世界で初めて月の裏側に着陸し、探査を行っていることを受けて、20日、北京では、プロジェクトの関係者などを集め祝賀の催しが開かれました。

催しには、共産党の最高指導部のメンバーがそろって出席し、国営の中国中央テレビによりますと、この中で習近平国家主席が演説し「独自のイノベーションによって月の裏側で人類初の探査を行い中国の足跡を刻んだ」と強調しました。

そのうえで、「宇宙探査に終わりはなく、技術者たちが月の探査の目標の実現にむけてさらに前進することを望む」と述べ、月の探査をはじめ、宇宙開発を加速させる方針を示しました。

中国は、将来的な月面基地の建設も視野に探査を行っているほか、独自の宇宙ステーションの建設を計画するなど、宇宙空間におけるアメリカとの開発競争が激しくなっています。

大学の学生自治会の会長にチベット系の学生が選ばれたことに、中国人の留学生が強く反発して解任を求める大規模な署名運動に発展し、学問の場に政治的な問題が持ち込まれていることを憂慮する声も上がっています。

欧米メディアによりますと、カナダのトロント大学スカボロ校で今月5日に学生自治会の執行部を決める選挙が行われ、4年生でチベット系のカナダ人、チェミ・ラーモさんが会長に選ばれました。

しかしラーモさんが以前、SNS上に「チベットに自由を」などと投稿していたことから、中国人留学生の間にラーモさんが中国からのチベット独立を支持しているなどという反発が広がりました。

学生数およそ9万人のこの大学には、1万人を超える中国人留学生がいて、ネット上で、ラーモさんを会長から解任するよう求める大規模な署名活動が始まる事態になっています。

カナダの中国大使館は、今月16日に談話を発表し、学生の運動に中国大使館は関わっていないとしながら、「中国は、いかなるチベット独立の動きにも反対する。学生たちの正義と愛国の行動を強く支持する」と表明しました。

今回の事態はカナダ国内で大きな反響を呼び、ラーモさんのSNSには、10万を超す賛否両論のコメントが寄せられ、学問の場に中国の政治的な問題が持ち込まれることを憂慮する声も上がっています。

アメリカは、中国からの輸入品に課す関税の引き上げを来月1日まで猶予したうえで、中国と貿易問題の交渉を行っています。

米中両国は、交渉で合意した内容は覚書にまとめることにしていて、21日からワシントンで再開される閣僚級による交渉で、準備を進めることにしています。

これに関連してロイター通信は20日、両国は、アメリカ企業に技術の移転を強制していることや、サイバー攻撃と、知的財産権の侵害の問題。それに輸出を有利にするため意図的に通貨・人民元を安く誘導することなど、アメリカが強く是正を求めてきた6つの交渉項目について、覚書を準備していると伝えました。

またアメリカの貿易赤字を減らすため、10項目のリストをつくって中国がアメリカ産の農産物や半導体などの購入を増やすことも準備しているとしています。

トランプ大統領は、交渉は順調に進んでいると強調し、中身のある合意にめどがつくならば来月1日の交渉期限を延長する可能性があると、繰り返し言及しています。

ただ中国側は、国有企業への優遇策など、国の体制に関わる問題では簡単には見直しに応じない姿勢で、覚書やリストの準備は進めているものの立場の隔たりはなお残っているものと見られます。

d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp