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イギリスのメイ首相はEUからの離脱の条件をまとめた離脱協定案が大差で否決されたことを受けて21日、代替案について議会下院で説明しました。

メイ首相は「北アイルランドの国境問題について対策を協議し、議会の賛同を得られる解決策を見いだしたい」と述べ、最大の問題となっている北アイルランドアイルランドの国境問題についてEUに修正を求める考えを示しました。

しかし協定案の大枠は変更しない構えを崩しませんでした。

これに対して最大野党 労働党のコービン党首は「EUが譲歩できないというこれまでの姿勢を変えるとは考えにくい。首相は同じことをただ繰り返しているだけだ」と批判し、首相に抜本的な方針の転換を迫りました。

メイ首相が示した代替案は今月29日、議会で採決されますが、事態の打開につながるかどうか不透明な情勢です。

議会では、EUとの間で新たな合意がまとまらなければ3月に迫った離脱を延期するよう求める動議を超党派の議員が提出する構えを見せるなど、合意なき離脱をなんとか避けようという動きも出ています。

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イギリスでは小さなゴムボートでドーバー海峡を渡り、フランスから入国しようとする移民が急増して去年11月から2か月間でおよそ240人に上り、今月も40人を超える移民が保護されています。

イギリスの公共放送BBCは、悪質なあっせん業者などが「イギリスがEUを離脱したら国境は封鎖される。その前に急いで海を渡る必要がある」などと、イギリスのEU離脱を理由に移民たちの不安をあおっていることが背景にあると伝えています。

イギリスのジャビド内相は先月、ボートが転覆して移民が海で命を落とす危険があるとして、パトロールする船を増やし取締りを強化する方針を示しましたが、21日、船の配備が間に合っていないことを明らかにしました。

救助にあたる人たちからは、海を渡ろうとする移民はことし3月のEU離脱を前にさらに増える可能性があるとして、早急な対応を求める声があがっています。