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イギリスが「合意なき離脱」を回避するには、EUが期限とする12日までに具体的な離脱に向けた道筋を示す必要があります。

しかし、議会はメイ首相がEU側と合意した円滑な離脱を行うための「協定案」を3度否決し、首相の案以外に賛成多数を得られる案がないか、審議しています。

先週、議会から提案された8つの案が否決されたことを踏まえ、1日、今度はEUの単一市場にとどまる案や国民投票を実施する案など4つの案について投票が行われましたが、今回もすべて否決されました。

結果を受けて、バークレー離脱担当相は「11日後には離脱するのは既定路線で、何らかの合意ができる案をみつけなければならない」と述べました。

メイ首相は2日に閣議を開いて対応を協議すると伝えられ、今週中に「協定案」の4回目の採決に踏み切る可能性があるとの見方が出ています。

一方、野党・労働党のコービン党首は、3日に再び投票を行い議会で合意できる案を模索する努力を続けるべきだとしていて、議会と政府ともに一歩も引かないこう着状態が依然として続いています。

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