https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

イギリスのEUからの離脱の条件を定めた「協定案」がことし1月、歴史的な大差で議会で否決されたことを受け、メイ首相は、EUに修正を求めたうえで、12日に採決を行う方針です。

ただ、協議は難航し、採決の前日になっても合意に至っていません。

こうした中、メイ首相は11日午後、急きょ、EU議会のあるフランス ストラスブールに向けて出発しました。現地で、EUのユンケル委員長と、ぎりぎりの協議を続けているものとみられます。

「協定案」に反対する議員は、大幅な修正を要求しており、メイ首相がこうした議員を説得するために、十分な内容で合意できるのかが焦点となります。

メイ首相は、「協定案」が否決された場合には、議会でEUとの間で何の取り決めもないまま離脱する「合意なき離脱」に踏み切るかどうかについて採決を行い、「合意なき離脱」が否決された場合、離脱の延期について採決を行うとしています。

EUからの離脱を17日後に控え、情勢は緊迫の度合いを深めています。

メイ首相は「離脱協定案」が議会で否決された場合には、EUとの間で何の取り決めもないまま離脱する「合意なき離脱」に踏み切るのか、13日にも議会に諮るとしています。

仮に議会が「合意なき離脱」を支持すれば、イギリスは予定どおり今月29日に離脱することになります。
「合意なき離脱」によって、あたかも同じ国のように貿易などをしていたEUとの関係は突然、終わり、経済や市民生活への混乱は避けられないとみられます。

一方、議会が「合意なき離脱」を回避することを選んだ場合、メイ首相は今月14日に、離脱を延期するかどうか議会に問うとしています。

議会が延期を選択すれば、イギリスを除くEUの27のすべての加盟国による承認を経て、離脱が延期されることになります。

ただ、議会が離脱の延期を認めなければ、回避したはずの「合意なき離脱」の危険性が再び高まることになります。

しかし、いずれの採決も、審議の過程で、議員は修正動議を提出することができるため、「合意なき離脱」を阻止しようという攻防が最後まで続くという見方も出ています。

d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp