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東京医科大学は前の理事長による裏口入学や、女子受験生や浪人生の得点を一律に減点するなどの不正入試を長年続けていたことが明らかになりました。

大学は追加合格者を来年度受け入れるため、ことしの一般入試の募集人数を当初の75人から半数以下に減らしていました。

来月2日に実施されることしの一般入試は、今月22日が願書の締め切りでしたが、関係者によりますと、志願者数は900人余りにとどまり、2900人を超えた去年の3分の1ほどに大幅に減っていることがわかりました。

大学はこの志願者数を例年と同じ5月まで公表しない方針ですが、一連の不祥事が受験生の動向に影響したことが予想されます。

東京医科大学の関係者は「今回の不正で大学の信頼が地に落ち、志願者の激減を招いたのだと思う。大学はまず信頼回復に努めるべきだ」と話しています。

東京医科大学は入試の公平性を害したとして、今年度の国の助成金が交付されないことが決まっています。