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アメリカ司法省は、ファーウェイの孟晩舟副会長の身柄を引き渡すよう、今月30日までにカナダ政府に正式に要請する見通しで、その後、カナダ側が引き渡すかどうか判断します。

この問題では、トランプ大統領が先月、「重要な貿易交渉や国の安全保障のために必要であれば介入する」と発言したことが物議を醸しています。

北京に駐在するカナダのマッカラム大使は22日、滞在先のトロントで主に中国メディア向けに行った会見で、トランプ大統領の発言は「政治的な関与」だという認識を示し、カナダの司法手続きの中で孟副会長側に有利な材料になるという見方を示しました。

孟副会長がトランプ政権によって中国との通商交渉などに利用され、人権が守られないとカナダが判断すれば引き渡しに応じないこともありうるからです。

しかし、大使の言動は政治的な関与を容認し、司法の独立を脅かすものだという批判が広がり、大使は「失言だった」と謝罪しましたが、トルドー首相は26日、大使の更迭を発表しました。

更迭の理由は明らかにしていませんが、カナダのメディアは「閣僚経験者でもある大使が司法の問題に口出しをし、アメリカとの関係悪化を懸念したからではないか」などと報じています。