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ファーウェイの孟晩舟副会長は、アメリカが経済制裁を科しているイランと取り引きしたなどとして2018年12月、アメリカの要請によってカナダで逮捕され、その後、詐欺などの罪でアメリカ司法省に起訴されました。

保釈後はカナダ西海岸のバンクーバーにある自宅で厳重な監視下に置かれ、来月21日には、カナダの裁判所が孟副会長の身柄をアメリカに引き渡すかどうかを決める判決の期日を示す予定でした。

こうした中、アメリカ司法省は24日、孟副会長がファーウェイとイランとの間の取り引きについて、金融機関に誤解を招く説明をしたと認めることなどを条件に、起訴を来年12月1日まで猶予する司法取引で合意したと発表しました。

司法省は、カナダに対する孟副会長の身柄の引き渡しを撤回するとしているため、副会長は中国に帰国できるようになります。

現地のメディアはこれによって、孟副会長が逮捕された直後に中国で逮捕され、実刑判決を受けたカナダ人2人の解放につながる可能性があるとも伝えています。

ただ、アメリカのバイデン政権は、ファーウェイを安全保障上の脅威と見なし、規制を強化しているため、米中の対立は今後も続くことになります。

2018年カナダで逮捕され、アメリカに詐欺の罪で起訴された中国の大手通信機器メーカー、ファーウェイの孟晩舟副会長が一部の責任を認めることなどを条件にアメリカ司法省との間で司法取引に合意し、中国に向け出国しました。

この直後、中国で実刑判決を受けたカナダ人2人が釈放されて出国し、孟副会長をめぐる司法取引にはカナダ側の意向がはたらいたものと見られます。

ファーウェイの孟晩舟副会長はアメリカが経済制裁を科しているイランと取り引きしたなどとして2018年12月、アメリカの要請によってカナダで逮捕され、その後、詐欺などの罪でアメリカ司法省に起訴されました。

保釈後はカナダ西海岸のバンクーバーにある自宅で監視下に置かれていましたが、アメリカ司法省は24日、孟副会長がイランとの取り引きについて金融機関に誤解を招く説明をしたと認めることなどを条件に、起訴を猶予する司法取引で合意したと発表しました。

これを受けてカナダの裁判所は副会長の身柄をアメリカへ引き渡すかどうかを決める審理を打ち切り、孟副会長は24日夕方、チャーター機で中国に向け出国しました。

このあとカナダのトルドー首相が会見し、孟副会長が逮捕された直後に中国で逮捕され実刑判決を受けたカナダ人2人が24日に釈放され、帰国の途に就いたと述べました。

孟副会長をめぐる司法取引にはカナダ側の意向がはたらいたものと見られます。

これで、カナダも巻き込んだ米中間の問題の1つが解決に向かうことになりますが、アメリカのバイデン政権はファーウェイを安全保障上の脅威と見なし規制を強化しているため、米中の対立は今後も続くことになります。

孟晩舟副会長は24日、バンクーバーの裁判所を訪れたあと、用意していた声明を報道陣に向かって読み上げ「この3年間、私の人生は天と地がひっくり返ってしまったようなものでした。母親として、妻として、そして会社の経営幹部として、私にとって破滅的な時間でした」などと、アメリカへの身柄の引き渡しの是非をめぐる審理が続いた3年弱を振り返りました。

そのうえで「どんな困難な状況にも希望はある。私は世界中の人々から受け取ったすべての応援を決して忘れない」と述べました。

カナダのトルドー首相は24日、記者会見し、ファーウェイの孟晩舟副会長が逮捕された直後に中国で拘束されたカナダ人2人が釈放されたことについて「2人は想像を絶する困難を経験した。2人が家族のもとへ帰る道中にあることは感動的で、すべてのカナダ人にとって朗報だ」などと述べました。

その一方で今回の釈放のいきさつについて尋ねる報道陣の質問にははっきりと答えず、今後、数日から数週間かけて分析がなされるだろうと述べるにとどまりました。

カナダメディアは「中国はこれまで一貫して、カナダ人2人が正当な理由で逮捕されたと主張してきたが、釈放のタイミングは恣意的な拘束だったことを裏付けるものだと言える」などと報じていて、アメリカ司法省と孟副会長との司法取引がカナダ人の釈放に影響を与えたという見方を示しています。

アメリカのブリンケン国務長官は24日、声明を発表しアメリカ政府は中国当局が2年半以上にわたり恣意的な拘束を続けていたカナダ人のマイケル・スパバ氏とマイケル・コブリグ氏を釈放する決定をしたことを国際社会とともに歓迎する」とコメントしました。

ファーウェイの孟晩舟副会長は2018年12月、香港からカナダのバンクーバー国際空港に着陸した直後、カナダの捜査当局に突然、逮捕されました。

逮捕を要請したのはアメリカでした。

通信機器やスマートフォンをつくる世界有数のメーカーに成長したファーウェイに対し、アメリカは強い警戒感を示してきました。

中国人民解放軍とのつながりも指摘されるファーウェイの製品が広がれば、サイバー攻撃などに利用され、アメリカの国家機密が危険にさらされかねないとして、安全保障上の脅威と位置づけたのです。

孟副会長の逮捕について、ファーウェイは「アメリカ政府の対応は、自由経済と公平な競争の精神に反する」と反発し、当時のトランプ政権下で激しくなった米中対立の象徴とされました。

これに対し、中国は中国国内にいたカナダ人を相次いで拘束しました。

さらに、孟副会長の身柄をアメリカに引き渡すかどうかを決める審理が終了したことし8月には、中国の国家機密を海外に提供したなどとして起訴されたカナダ人に懲役11年の判決を言い渡すなどして、カナダやアメリカに揺さぶりをかけました。

アメリカ司法省はこうした状況も踏まえ、司法取引による問題の解決に乗り出したものと見られます。

アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、去年末に提案した司法取引に対しては、孟副会長側が罪を認めることを拒否したため交渉が打ち切られたものの、ここ数週間で協議が進み、孟副会長が中国にいる家族との再会を望んだこともあって合意に至ったと伝えています。

国営の中国中央テレビの電子版は、ファーウェイの孟晩舟副会長がカナダを出国する直前の空港での様子を動画で伝えました。

孟副会長は中国大使館の関係者などとともに搭乗口に向かい、関係者とみられる女性と涙を浮かべながら抱き合い、女性に「泣かないで」などと中国語で話す様子が映されています。

このあと、孟副会長が機内で中国のSNSを使って友人向けに送った文章の内容をファーウェイの関係者が明らかにしました。

このなかで、孟副会長はカナダで過ごした3年間について「日夜さまよった日々は、どんなことばでも言いあらわしがたい。帰り道がどこにあるかもわからなかった」と心境をつづっています。

そして「親愛なる祖国、党、政府に感謝している。中国のきらびやかな赤い色が私の心中の信念の火を燃やし、私の人生の暗い時間を照らし、家路へと導いてくれた」として、中国政府の働きかけで帰国が実現したことをにじませて繰り返し謝意を示しました。

また、ファーウェイも25日に声明を発表し「孟副会長が無事に家に帰って家族と再会するのを楽しみにしている」としたうえで、法人としてのファーウェイをめぐる裁判について「引き続きみずからの権利を守っていく」としています。

中国外務省の趙立堅報道官は25日、中国版ツイッターのウェイボーに「帰国を歓迎する」と投稿しています。

ファーウェイの孟晩舟副会長が、アメリカ司法省と司法取引で合意し、中国に帰国することについて、米中関係に詳しい北京大学の賈慶国教授は、NHKの取材に対し、「中国とアメリカとの関係にとって、間違いなく、よいニュースで、少なくとも、両国間の懸案は1つ減った。ただ、両国は多くの問題を抱えており孟副会長が帰国できたからといって、他の問題が改善するわけではない。両国関係はしばらく緊張した状態が続くだろう」と述べ、問題の1つが解決に向かっても米中間の対立がすぐに解消するわけではないという見方を示しました。

日本を含む11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐっては、今月、中国政府に続いて台湾当局が加入を申請しました。

これについて、アメリ国務省のプライス報道官は24日、記者会見で「アメリカは加入していないので参加国の判断に任せる」と述べました。

そのうえで、台湾の申請については「WTO世界貿易機関の責任あるメンバーとしての実績、そして民主主義という価値観が考慮されることを期待する」としました。

一方、中国については「中国の市場に基づかない貿易慣行やほかの国々に対する経済的な強制力の行使が評価の際に考慮されることを期待する」と述べました。

また、アメリカのTPPへの復帰については「バイデン大統領は当初提案されていた内容のTPPには再加入しないと明言している」と述べ、改めて慎重な姿勢を示しました。

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#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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