https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ベネズエラでは、独裁を続けるマドゥーロ大統領に対抗して、アメリカの支持を受けるグアイド国会議長が今月23日に暫定大統領に就任すると宣言し、これを支持する国民と治安部隊との間で衝突が起きるなど混乱が広がっています。

こうした中、独裁政権のもとにある捜査機関のサーブ検事総長が29日会見を開き、グアイド国会議長がベネズエラ憲法を妨害する行為を指揮しているとして捜査を始めたことを明らかにしました。

サーブ検事総長は、グアイド国会議長の身柄は拘束していないものの、銀行口座を凍結するほか、ベネズエラからの出国も禁じるとしています。

グアイド国会議長に対しては、アメリカが国営の石油会社の運営の権限のほか、ベネズエラアメリカに保有する資産の一部を動かす権限を認めていて、今回の発表はこうした動きに対抗したものとみられています。

アメリ国務省は29日、アメリカ人が恣意(しい)的に拘束されるおそれがある」などとして、渡航先としてのベネズエラの安全度を4段階のうちで最も厳しい「渡航禁止」に引き上げました。

ベネズエラでは、独裁体制を敷くマドゥーロ大統領と対立するグアイド国会議長が暫定大統領に就任すると宣言し、アメリカなどが支持する一方、大統領側はアメリカと外交関係を断つと発表して、混乱が広がっています。

こうした中、マドゥーロ大統領は30日に伝えられたロシア国営の通信社のインタビューに答え、「反対勢力と協議のテーブルにつく用意がある」と述べ、国際的な仲介のもとで国会議長側と協議を始めて事態の打開を図る意向を示しました。

一方でマドゥーロ大統領は、アメリカの策略で複数の国が大統領選挙のやり直しを求めているとしたうえで、「大統領選挙は憲法などに従って実施したばかりだ」と述べ、早期に退陣して新たに大統領選挙を行うつもりはないと強調しました。

マドゥーロ政権をめぐっては、ロシアが支持する立場を取っているのに対して、アメリカは大統領の退陣に向けて圧力を強めています。

マドゥーロ大統領はインタビューで「アメリカのトランプ大統領がコロンビア政府とマフィアに対して、私を殺害するよう指示したことは明らかだ」と述べるなど、トランプ政権への不快感をあらわにしました。

d1021.hatenadiary.jp