私の『国家と祭祀』(2004)への批判は出尽くし、概念規定もあいまいな、ただの誹謗中傷の書という神道史学者による評価が定められたようだ。だがそのような評価にもかかわらず、この書への批判を目的に『国家神道再考』(2006)といった神道史学者による共同研究の成果が出されたりした。
— 子安宣邦 (@Nobukuni_Koyasu) 2019年2月2日
そのことからすれば、『国家と祭祀』はそれなりの衝撃を神道史、神道学界に与えたようである。だがそれ以後、わが書は批判済みの書として見捨てられたようである。これが見捨てられた結果は何であるのか。私は今それを見ようとしている。 pic.twitter.com/avpiyL8Dln
— 子安宣邦 (@Nobukuni_Koyasu) 2019年2月2日
- 作者: 子安宣邦
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国家神道再考―祭政一致国家の形成と展開 (久伊豆神社小教院叢書)
- 作者: 阪本是丸
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あの先生からしてみれば1つの「問題提起」か「思考実験」のつもりかもしれないけど、大学の法学部の研究者の肩書つけてあんな「誤解を招く」ツイートをすることが、どれだけ有害であって、それを誰かが真に受けることで、現実に困ってしまう紛争当事者がいることなんて、わからんのでしょうね。はぁ。
— 弁護士 戸舘圭之 (@todateyoshiyuki) 2019年2月2日
自らは匿名なのに,実名を出している相手を「知的誠実さに欠ける」とおっしゃる方が,人間的な誠実さに欠けるのではないでしょうか。 https://t.co/xgFb6jpD9v
— 井上武史 Takeshi INOUE (@inotake77) 2019年2月2日
大久保孝治は、「戦略としての『庶民』」と清水の思想行動を評しており、それによると、西洋市民社会の個人を観念的に理想化して庶民を見下す進歩的文化人に対して、清水は庶民の背景にある匿名の思想(「国民の大部分がその日常生活のうちにおいて信じているもの」「経験・問題・願望」)に気づいて、自らの思想の梃子の支点として庶民を使い、「庶民という概念は、清水が自身を他の進歩的文化人と差異化するための、そして清水が参加していた社会主義的社会の実現を目指す運動のための一種の戦略的概念」と評している。清水は、日本の知識人が諸外国の学説を有難がり、独自性がないのは、匿名の思想に立ち入り、表現する努力を怠っているためと述べている。
本当にこのツイートだけは許せません。 https://t.co/E3EwJfJAAG
— 弁護士 戸舘圭之 (@todateyoshiyuki) 2019年2月2日
アカデミックな論文はわたし自身専ら一読者として消費するだけですが、そこから想像するに研究者の方が一度へんな論文を出してしまうとその評価は決定的になり事後挽回することは相当困難になると思われるので、ツイッター上でも賢明な先生方はそれを理解した上で振舞っておられると思っていました。
— 弁護士 戸舘圭之 (@todateyoshiyuki) 2019年2月3日
#フランス留学派