日産の生産計画撤回 英で危機感強まる #nhk_news https://t.co/gcLtPLIFSc
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月5日
日産は3日、イギリス北部にある工場で予定していた新型モデルの生産について、ディーゼル車の規制が強化されていることから計画を撤回すると発表しました。
これを受けて、イギリス政府は日産に対し、この新型モデルの生産などを条件に6100万ポンド(日本円でおよそ86億円)の支援が決まっていたことを明らかにし、支援を受けるには日産が新たな投資計画に基づいて改めて申請をすべきという見解を示しました。
イギリス政府が非公開だった支援の内容を明らかにするのは異例で、日産をけん制することで国内経済への影響がこれ以上広がることを食い止めるねらいがあるものとみられます。
また、日産の工場はイギリス全体の30%にあたる年間44万台を生産する国内最大の自動車工場で、地元では部品メーカーなどへの影響を懸念する声が広がっています。
イギリスの自動車業界ではEU離脱の行方が見通せない中、去年の投資額が全体で前の年の半分にまで落ち込んでいて、日産の計画撤回によってイギリス国内の危機感は一段と強まっています。