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南米ベネズエラでは、独裁的なマドゥーロ大統領に反発するグアイド国会議長が暫定大統領の就任を宣言し、中国やロシアが現政権側を、アメリカが反政府側を支持して、大国の思惑も絡んだ政治的な混乱が続いています。

こうした中、7日、ウルグアイの首都モンテビデオで、中立的な立場をとるメキシコやウルグアイなどの呼びかけで緊急会合が開かれ、ドイツやフランスを含む14の国と機関の代表が参加しました。

会合ではウルグアイバスケス大統領が「民主主義の問題は民主的な話し合いでしか、解決できない」と平和的な解決を訴え各国に協力を求めました。

ベネズエラ情勢をめぐっては、アメリカのトランプ大統領が軍の派遣も選択肢の一つだという考えを示していて、平和的な解決への支持を訴えることで軍事的な介入をけん制した形です。

一方、会合では90日以内の選挙の実施など政情安定化に向けた道筋をつけるようマドゥーロ大統領に働きかけていくことも決めましたが、メキシコやボリビア内政干渉だとして反発し、参加国でとりまとめる宣言には署名しませんでした。

ベネズエラをめぐっては、アメリカをはじめ反政府側を支持する国々が今月4日に会合を開き、国際社会に反政府側への支持を呼びかけています。

緊急会合が開かれたウルグアイの首都、モンテビデオの会場周辺では、アメリカがベネズエラの内政に干渉していると批判する市民が抗議デモを行いました。デモには300人ほどが集まり、「アメリカは出て行け、ベネズエラは負けない」などと叫びながら市の中心部を行進しました。

参加者の1人は「ベネズエラの平和的な解決を目指すべきだ。アメリカは介入するべきではない。南米の国々はアメリカのいいなりになるのではなく、同じ南米の仲間を救うために一つなるべきだ」と話していました。

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