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AUの首脳会議は10日、本部があるエチオピアの首都アディスアベバで2日間の日程で始まり、50を超える加盟国の首脳らが参加しています。

開会式で議長を務めるルワンダのカガメ大統領が演説し、アフリカ全体を対象にした「アフリカ大陸自由貿易圏」について、「数週間後には発足できるだろう」と述べ、発足が視野に入ったとの認識を示しました。

AUは域内の貿易にかかる関税を段階的に撤廃して自由貿易圏を設立することで去年、合意し、これまでにケニアやガーナなどが協定を批准したほか、南アフリカも批准に向けた国内の手続きを進めています。

協定は批准国が22に達した時点で発効することになっていて、最終的には域内人口12億人、総生産3兆ドル規模の巨大な自由貿易圏が誕生することになり、アフリカの経済成長を加速させると期待されています。

ただ、ほとんどの国が賛同する中で、人口が2億に近く経済規模がアフリカ最大のナイジェリアが国内産業への影響を理由に慎重な立場です。

ナイジェリアでは今月16日に大統領選挙が控えているため国内世論への配慮があるとみられていて、今回の首脳会議でほかの国との調整が進むのか注目されます。