アフリカ全体の自由貿易圏を議論「ダボス会議」地域会合 #nhk_news https://t.co/kgaz8WuuYN
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年9月4日
この国際会議は、スイスで「ダボス会議」を主催する世界経済フォーラムが南アフリカのケープタウンで開いた地域会合で、アフリカ各国の政財界のトップらが参加して、4日から、3日間の日程で始まりました。
このうち、来年の発足が目指されている「アフリカ大陸自由貿易圏」をテーマにしたセッションでは、アフリカの国々の間での貿易や投資が活発になり、経済成長を後押しするとの意見が相次ぎました。
また、米中での貿易摩擦など保護主義的な動きが広がる中、パネリストから「アフリカがまとまれば、ほかの経済大国との交渉でも有利になる」として、アフリカで自由貿易の動きが進むことは世界経済にもインパクトが大きいという指摘も出されました。
その一方で、別のパネリストからは「勝ち組と負け組の差も広がることを覚悟すべきだ」として、自由貿易圏によってアフリカ諸国の間での格差が広がることを警戒すべきだという指摘も出されました。
パネリストとして参加した、AU=アフリカ連合で貿易問題を担当するムチャンガ委員は、NHKの取材に対し「来年の7月1日に域内の関税が撤廃され、モノやサービスの自由な流れが始まる姿を見せたい」と述べ、各国との調整を急ぐ考えを示しました。