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イギリスのメイ首相は、EUからの離脱協定案が議会で否決されたことを受け、EUと改めて協議して修正案を13日までにまとめるとしていました。

しかし、首相は12日、議会に対し、修正案をまとめる期限を今月26日までおよそ2週間延ばす意向を示したうえで「われわれは、今、重要な局面にある。気を確かに持たなければならない」と述べて理解を求めました。

そのうえで、26日までに修正案がまとまらなければ、直ちに議会に報告し、その翌日に議会で審議の場を設けると約束しました。

しかし、こうした方針に野党は一斉に反発し、労働党のコービン党首は「首相はいいわけばかりを並べて、審議を先送りしている。離脱を目前にして、最後は議員たちに今の協定案を飲ませるつもりだ」と厳しく批判しました。

離脱をおよそ1か月半後に控えても一向に道筋が見えない中、イギリス議会では、労働党がEUと近い関係を維持するよう提言しているほか、離脱の延期を首相に迫る議員も出るなど、こう着状態の打破を目指す動きも活発化しています。

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