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ベネズエラで、暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長を欧米が支持する一方、対立するマドゥーロ大統領を中国やロシアが支持して混乱が広がっています。こうした中、グアイド国会議長率いる反政府側は、アメリカの首都ワシントンで、各国の政府関係者を招いて会議を開きました。

この中でグアイド国会議長から暫定の駐米大使に任命されたバッキオ氏は、「今回の会議の目的は、ベネズエラの人々の苦しみを終わらせることだ。独裁政権と人道危機をとめなければならない」と述べて、協力を求めました。

また、反政府側の支持を鮮明にしているアメリカ政府のエイブラムス特別代表は、アメリカとして人道支援に全力を挙げる立場を示すとともに「まずはマドゥーロ政権が退陣しなければならない」と述べ、大統領が辞任するよう訴えました。

今回の会議に参加した日本の相川一俊駐米特命全権公使は、NHKの取材に対して「ベネズエラの人道的状況を懸念している。国民の声が反映された国造りを支援していきたい」と述べ、日本としても支えていく姿勢を示しました。

ニューヨークの国連本部では、ベネズエラのアレアサ外相が、10数か国の国連大使らとともに声明を読み上げ、アメリカに対抗していく姿勢をアピールしました。

アレアサ外相は14日午前、ロシアやシリア、北朝鮮など16か国の国連大使や幹部らとともに記者会見を開きました。

冒頭、アレアサ外相は、共同声明を読み上げ、ベネズエラの主権を尊重し内政干渉すべきでないという立場を共有・支持する有志連合のグループを発足したことを明らかにしました。

そのうえで、「大多数の国は国家主権を尊重し内政干渉に反対する共通利益を共有していると信じている」と述べ反政府側を支援するアメリカに対抗する姿勢をアピールしました。

さらに「アメリカの経済制裁ベネズエラ国民のための100億ドル以上の資金が失われた」と述べて、アメリカによる経済制裁が国民を苦しめていると主張しました。

一方で、国民が飢えているのにマドゥーロ政権はなぜグアイド議長が呼びかける国際社会の食糧支援を受け入れないのかという記者団の質問に、アレアサ外相は「彼には正統性がないし警察を支配できていない。彼が何を言おうとばかげている」と述べて、反政府側が主導する人道支援を拒否する立場を繰り返し対抗意識をあらわにしました。

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