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ベネズエラでは、暫定大統領への就任を宣言し欧米が支持するグアイド国会議長と、反米で中国やロシアの支援を受けるマドゥーロ大統領が対立し、国際社会を巻き込んで混乱が広がっています。

反政府側はイギリスの実業家が主催して、ベネズエラの国境沿いにあるコロンビアの都市ククタで、グアイド国会議長を支援するコンサートを今月22日に開くことを発表しました。

これに対抗して、マドゥーロ大統領の政府側は、同じ22日にコロンビア国境沿いのベネズエラ側で、アメリカなどからの干渉の排除を訴えるコンサートを開くと発表しました。

またマドゥーロ大統領は、反政府側がコロンビアなどを通じてベネズエラアメリカからの人道支援物資を送ろうとしていることに対抗して、「貧困に苦しんでいるコロンビアにこそ人道支援が必要だ」として、コロンビアに医薬品などを送る計画を発表するなど、双方の対立が深まっています。

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ベネズエラをめぐっては、独裁を続けるマドゥーロ大統領を中国やロシアが支持する一方、暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長をアメリカなどが支持し、国際社会を巻き込んだ混乱が広がっています。

河野外務大臣は19日、ベネズエラ政府に対して大統領選挙の早期実施を求めてきたにもかかわらず、いまだに行われていないとして、アメリカなどから支援を受けるグアイド国会議長を支持する考えを表明しました。

これを受けてグアイド国会議長は19日、みずからのツイッターに「民主的な秩序を取り戻し、自由で公正な選挙を実現しようとしている私たちへの支持だ。日本政府に感謝する」と投稿しました。

ベネズエラをめぐっては、すでに欧米など40か国以上がグアイド国会議長への支持を表明し、マドゥーロ大統領への国際的な非難が高まっており、政権側の対応が注目されます。