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南米ベネズエラでは政治的な混乱が続き、食糧や医薬品が極端に不足していますが、先週、アメリカが支持する反政府側が、人道支援物資を搬入しようとしたところ、マドゥーロ政権側がこれを阻止しました。

こうした中、国連安保理では28日、マドゥーロ政権に対し、物資の搬入を認めるよう求めてアメリカが提出した決議案が採決にかけられました。

この決議案には、イギリスやフランスなど9か国が賛成しましたが、マドゥーロ政権側を支持するロシアと中国が拒否権を行使して反対し、否決されました。

会合では、アメリカのベネズエラ担当、エイブラムス特使が「われわれの決議案に反対した国々は、マドゥーロ政権と取り巻きを守り、ベネズエラの人々の苦しみを長引かせている」と述べたのに対し、ロシアのネベンジャ国連大使アメリカの目的は人道支援ではなく、体制の転換であり、国家の主権を侵すものだ」と述べて非難の応酬となり、ベネズエラ情勢をめぐって米ロが対立する事態となっています。

南米のベネズエラでは、反米を掲げ中国やロシアの支持を受けるマドゥーロ大統領と、暫定大統領への就任を宣言し、アメリカの支援を受けるグアイド国会議長が対立し、国際社会を巻き込んで混乱が広がっています。

マドゥーロ大統領は先月23日、グアイド議長を支持するコロンビアとの断交を宣言するなど、孤立を深める一方で、ローマ法王に仲介を求めるなどしています。

こうした中、ブラジルのボルソナロ大統領は28日、地元メディアのインタビューに応じ、「マドゥーロ大統領が望むなら準備は整っている」と述べ、マドゥーロ大統領と話し合う用意があると明らかにしました。

そしてアメリカのトランプ大統領北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長と会談している。私がマドゥーロ大統領と会っても何の不思議もない」と述べ、対立するグアイド議長との仲介役を担うことに意欲を示しました。

ブラジルのトランプ大統領と呼ばれるボルソナロ大統領の今回の呼びかけに、マドゥーロ大統領がどのような反応を示すのか注目されます。

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