https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

アメリカのトランプ大統領は19日、ホワイトハウスで、宇宙軍の創設に向け必要となる法案を作成するよう国防総省に指示する文書に署名しました。

署名に際し、トランプ大統領は中国やロシアが宇宙空間の軍事利用を加速させていることを念頭に、「わが政権は宇宙を戦闘領域と認識しており、宇宙軍の創設は国家安全保障の優先事項だ」と述べ、新たな軍を創設する必要性を改めて強調しました。

大統領が署名した文書では、宇宙軍は空軍を所管している空軍省の中に創設され、陸軍や海軍、海兵隊などと同格の6つめの軍になるとしています。

国防総省は数週間以内に必要な法案を議会に提出するとしており、承認されれば、1947年に空軍が創設されて以来、初めての軍になります。

ただ、宇宙軍の創設には多額の費用がかかるとみられることなどから、アメリカ国内には慎重な意見も根強く、野党・民主党が議会下院で多数派を握る中、トランプ大統領の思惑どおりに進むのかは不透明な情勢です。

アメリカのホワイトハウスは19日、司法省のナンバーツーにあたるローゼンスタイン副長官を解任し、運輸省のローゼン副長官を指名する人事を発表しました。

ローゼンスタイン氏はおととし、より独立性の高い立場で捜査を進めるために、FBI連邦捜査局の元長官のモラー氏を特別検察官に任命しました。

このことについて、事前にホワイトハウスに相談がなかったことなどからトランプ大統領は不満を抱いていたとされ、ローゼンスタイン氏を更迭するのではないかという見方が出ていました。

ロシア疑惑をめぐる捜査が大詰めを迎えているとされる中、司法省幹部の刷新が、捜査にどのような影響を与えるのか注目されています。

無所属の上院議員で、議会では野党・民主党の会派に所属するバーニー・サンダース氏は19日、ビデオメッセージで大統領選挙への立候補を表明しました。

この中でサンダース氏は「これはトランプ氏に勝つだけの戦いではない。この国を変革し、経済的、社会的公正さの原則に基づく政府をつくる戦いだ」と述べ、格差を是正し、富裕層への増税国民皆保険公立大学の無償化などを実現すると強調しました。

サンダース氏は77歳。
「民主社会主義者」を自称し、民主党会派でもっともリベラルな議員の1人です。

前回、2016年の大統領選挙では、格差の拡大に不満を持つ若者たちから熱狂的な支持を得て、ヒラリー・クリントン氏と最後まで民主党候補としての指名を争いました。

知名度も高く、各種の世論調査で穏健派のバイデン前副大統領に次ぐ支持を集めていますが、77歳という年齢を懸念する声も出ています。

民主党では、大統領選挙に向けた有力政治家の立候補の表明が相次いでいて、党内の候補者指名争いがさらに激しくなりそうです。

サンダース上院議員が立候補を表明したことについて、トランプ大統領ホワイトハウスで記者団に対し、「厳しい貿易政策という点で一致できるところもあるし、個人的に彼は好きだ。彼の健闘を祈るし、どれだけやれるか楽しみにしている」と述べ、トランプ大統領としては珍しく、民主党側の指名を目指す候補者にエールを送りました。