村上春樹さん「理想は少しむちゃでも抱き続けたほうがいい」」 #nhk_news https://t.co/9gv12GzJdL
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月24日
村上春樹さんは、フランスで日本文化を紹介する「ジャポニスム2018」にあわせた舞台「海辺のカフカ」の公演の最終日を前に、23日、パリで講演しました。
村上さんは小説を書き始めて40年がたったことをユーモアを交えて振り返るとともに、日本を含め世界各地で学生運動が盛んだった1960年代のみずからの青年時代について語りました。
そして、今の若い世代は希望を持ちにくくなっていると指摘したうえで「理想は少しむちゃなものでも抱き続けたほうがいいと思う。でも、つぶされたときにどういうふうに自分が行動していくかが大事な要素だ」と述べ、若い人たちにエールを送りました。
村上さんが公の場で語ることは珍しく、会場には、およそ560人が集まり、講演に聞き入っていました。
講演を聴いた村上さんの大ファンだというパリの男性は、「村上さんが若い人たちにどんな思いを抱いているか聴けて、興味深かったです」と話していました。