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イギリス議会では、メイ首相が取りまとめた「離脱協定案」が否決されたことを受けて13日(日本時間の14日午前5時前)、EUと何の取り決めもないまま離脱する「合意なき離脱」を回避するのか採決を行いました。

政府は「今月29日の時点でEUとの合意がない場合に、合意なき離脱を見合わせる」と提案に条件をつけていましたが、投票に先立って超党派の議員が、期限を設けず今後一切「合意なき離脱」はないとする修正を加えました。

そして採決の結果、賛成321、反対278で「合意なき離脱」の回避は支持されました。

これによって、政府の離脱協定案を通すためにいわば切り札として「合意なき離脱」の可能性を残しておきたかったメイ首相の思惑は阻止された形となりました。

採決のあとメイ首相は、今回の採決に法的拘束力はないことを念頭に、「EUとの合意をまとめないかぎりは『合意なき離脱』になるのが大原則だ。議会は何をしたいのか、決めなければならない」と述べました。

これを受けて議会は14日(日本時間の15日朝)、離脱の時期をことし6月30日まで延期するかどうかについて採決を行うことを決めました。

政府は、来週行われるEU首脳会議までに議会の意見の取りまとめを急ぎたいとしています。

採決のあと議会で発言したメイ首相は、「EUとの合意をまとめないかぎりは『合意なき離脱』になるのが大原則だ。議会は何をしたいのか、決めなければならない」と述べました。

そして離脱の延期について「EUと合意をせず『合意なき離脱』も回避するというなら、延期は長い期間になる。その場合、イギリスはことし5月のヨーロッパ議会選挙に参加せざるをえなくなる」と述べました。

メイ首相としては、このままの状況ではEUからの離脱が長期間、先送りされる可能性があると訴えることで、即時離脱を求める与党・保守党の離脱強硬派の議員らにEUとの離脱協定案への支持を迫ったものとみられます。

イギリス議会では、メイ首相がEUとの間で取りまとめた離脱協定案が否決されたことを受けて、13日(日本時間14日朝)、EUと何の取り決めもないまま離脱する「合意なき離脱」を回避するのかについて採決を行いました。

その結果、賛成321、反対278の賛成多数で「合意なき離脱」は回避されました。これによって、議会はEUとの離脱協定案も「合意なき離脱」もいずれも認めなかったことになり、14日(日本時間15日朝)、今度は、今月29日に迫る離脱をことし6月30日まで延期するかどうか採決を行うことになります。

ただ、なぜ延期が必要になるのかや、その後、どのように離脱をするのかは不透明なままで、採決に向けてどのような議論が行われるかが焦点になります。

また、議会で仮に離脱の延期も否決されれば、結果として「合意なき離脱」になる可能性もあり、イギリスのEU離脱の行方は一層混とんとしています。

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