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韓国政府の関係者がNHKに明らかにしたところによりますと、コーツ国家情報長官は19日から韓国のソウルを訪問しているということです。

そして、20日に韓国の情報機関、国家情報院のソ・フン(徐薫)院長と会談するほか、韓国大統領府も訪れ、北朝鮮の非核化について話し合う予定だということです。

アメリカの情報機関のトップの訪問は極めて異例で、先月の米朝首脳会談が物別れにおわったあと、北朝鮮側がアメリカへの不満を募らせ交渉の中断も辞さない姿勢を示す中で、北朝鮮の核やミサイルの関連施設での動きなどについて、韓国側と情報を共有するねらいがあるものとみられます。

これまで、韓国政府は、北朝鮮の非核化に向けた意思は固いという見方を示してきましたが、コーツ長官はアメリカ議会上院の公聴会で「北朝鮮核兵器と核の製造能力を完全に放棄する可能性は低いと分析している」と証言するなど、非核化に懐疑的な姿勢を示していて、会談の行方が注目されます。

韓国大統領府の報道官の発表によりますと、アメリカの情報機関を統括するコーツ国家情報長官が、ムン・ジェイン大統領と面会し、両国の懸案について幅広く意見を交わしたということです。

また、韓国政府の関係者によりますと、アメリカの情報機関のトップの訪問は極めて異例で、コーツ長官は20日午前、韓国の情報機関、国家情報院のソ・フン(徐薫)院長と会談したほか、午後には、韓国に駐留するアメリカ軍の基地を訪問し、21日、韓国を離れる予定だということです。

一方、コーツ長官は当初、南北の軍事境界線を視察する予定でしたが、何らかの理由で、中止になったということです。

これまでのところ、会談の内容など詳しいことは明らかになっていませんが、先月の米朝首脳会談が物別れに終わったあと、北朝鮮側がアメリカへの不満を募らせ交渉の中断も辞さない姿勢を示す中で、北朝鮮の核やミサイルの関連施設での動きなどについて、韓国側と情報を共有したのではないかとみられています。

軍縮などについて各国が交渉する軍縮会議で、19日、アメリ国務省のポブレット次官補が、北朝鮮との交渉について「すべての大量破壊兵器弾道ミサイルの開発計画を放棄しないかぎり、北朝鮮が求める安全と発展は実現しない」と述べ、北朝鮮が完全な非核化に応じるまで制裁は解除しないと主張しました。

これに対し、北朝鮮の代表「わが国は核実験と弾道ミサイルの発射実験を15か月間中止している」と強調し、その見返りとして、国連安全保障理事会の制裁決議のうち国民生活に影響が及ぶ一部の制裁は解除されるべきだと反論しました。

そのうえで、「非核化が実現するまでは制裁の緩和は不可能だとするアメリカの主張は脅迫的で、危険な状況をもたらす」と述べ、制裁が緩和されなければ再び緊張が高まる可能性を示唆し、アメリカを強くけん制しました。

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